2009年よりNY在住で、共にファッション業界に身を置くロン毛(Wataru Shimosato)と坊主(Ryo Miyamoto)が綴るブログです。

海外生活を通して培ってきた考え方、仕事論、ファッションネタ、NY観光情報など雑多に更新中。

ブルックリンでオンラインブティックNo.648を運営しています。


ゲストエディター

グッバイ New York

グッバイ New York

 2009年、初めてニューヨークへ来て自由の女神を見に行った際に撮った写真。

2009年、初めてニューヨークへ来て自由の女神を見に行った際に撮った写真。




こんにちは、「ロン毛と坊主とニューヨーク(@longebose)」のロン毛、下里(@watarubob)です。



さて、今回のタイトルにある通り、私ロン毛、10月末をもって約10年間住んでいるニューヨークから、日本へ本帰国することに致しました。

初っ端からサラッと書いていますが、人生の1/3を過ごしてきたニューヨークを離れるというのは割と自分の中では人生において大きな変化になることなので、その経緯などを簡単に書いていこうと思います。


ニューヨークを離れることを薄っすらと考え始めたのは2年くらい前からでしょうか、その頃から何となく慣れ切ったこちらでの生活に何か物足りなさなどを感じ始めていました。

ニューヨークでの生活に物足りなさを感じるなんて贅沢な話だと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、人間はどんな環境にも良くも悪くも慣れてしまう生き物なんですよね。

地方から上京して東京に10年も住めば憧れだった街も日常に変わってしまうような、場所は違えどそういうことです。


日常でこの街にエキサイトすることがなくなってしまったことで、去年あたりから少しずつ真剣にそろそろ環境を変える時期かもなと思っていました。




そんなことを考えるうちに、私がディレクションしているジュエリーブランドKEI SHIGENAGAの活動が少しずつ良い方向へ動き始めてきました。

その頃には自分の中でブランドを運営することが面白くなっていて、純粋に新しい楽しみを見つけたような、平凡な日常をエキサイト出来る日々に変えてくれるような感覚を数年ぶりに感じ、もっとブランドに本気で取り組みたいとも思い始めていました。

運営の面では現在一緒にブランドを運営しているデザイナーの重永は東京を拠点に活動し、私とは毎日LINEやビデオ通話を通して遠隔でやり取りをしている状況で、私が日本へ帰国することでブランドのオペレーションは更にスムーズになり、やりたい事や出来る事の幅も広がりブランドとしてより一層成長出来るようになるだろうと考えた時に、帰国の意志はすぐに固まりました。

ニューヨーク生活へ終止符を打つ覚悟を決め、人生を賭けて打ち込みたいと思えるようなブランドを創れているのはサポートしてくださる周りの方やお客さんあってのことなので、本当に有り難いことです。


帰国の決断をしてからはタイミングよく拠点を移すに値するような一大イベントや大きな理由が出来ればそれを機に帰国しようと思っていたのですが、まぁ大きな人生イベントなんてのはそんな都合良く訪れるものではありませんでしたね。

そうするともう自分でタイミングを無理矢理作るしかないということで、10月でキリが良い30歳という節目を迎え、ニューヨークも約10年生活したというこのタイミングで帰国を決心した次第です。

年数なんてのはただの数字ではありますが、10年単位ってのはやはりスッキリした区切りなのかなと。(エルレも10年の活動休止を経て活動再開しましたし。)




帰国まで1ヶ月を切った今の心境としては、ぶっちゃけ楽しみ半分、不安と寂しさ半分という感じです。

前回一時帰国したのも随分前ですし、日本とは常識もカルチャーも異なる街で過ごした10年間という時間は、一人の人間が多少なりともアメリカナイズされるには十分であると思います。

日本で働いた経験もなく、今の日本での世の中の流れもネットを通してでしか掴めていない今の感覚では、自国へ戻るだけなのに海外へ移住するような気分です。

普段あまりヒップホップは聞かないしめちゃくちゃベタな曲ではありますが、数年前に街の至る所でかかっていたこの曲は、私の人生においてこの先何十年経って聞いてもこの街の曲として思い出されるのでしょう。

それでもやはり10年ぶりの日本での生活を想像するとワクワクしますね。

「ロン毛と坊主とニューヨーク」というブログタイトルも私ロン毛が帰国することで実質的にニューヨークとは関係なくなるのですが、相方の坊主は引き続きニューヨークですし、ドメインもすぐに切れるものでもないので、とりあえずこのブログはタイトルの変更もせずこのまま二人のペースで継続していこうと思っています。

そもそもブログ記事の内容も今やそんなにニューヨークのことを書いているわけでもないのであんまり関係ないでしょう。

最後になりましたが、この10年間で私と出逢ってくださったニューヨークの皆さん、今まで本当にお世話になりました。

アテもなく友達もいない、ファッション業界のことも分からなかった私ですが、みなさんのおかげでこれまで楽しく過ごすことが出来ました。

とても濃いニューヨーク生活で今でも様々なことが鮮明に思い返されます。

私は日本に拠点を移しますが、皆さんの笑顔や活躍を励みまたイチから頑張りたいと思います。

また世界のどこかでお会い出来るのを楽しみにしています!

フライトまではまだ3週間あるので、お時間あればぜひお茶やご飯でもさせて頂けたら嬉しいです。



というわけで30歳を機に新天地でこれから新たなスタートを切ることになりますが、日本のみなさまこれからよろしくお願い致します。

【お知らせ】KEI SHIGENAGA 展示会 in 大阪 9/15-16

【お知らせ】KEI SHIGENAGA 展示会 in 大阪 9/15-16