2009年よりNY在住で、共にファッション業界に身を置くロン毛(Wataru Shimosato)と坊主(Ryo Miyamoto)が綴るブログです。

海外生活を通して培ってきた考え方、仕事論、ファッションネタ、NY観光情報など雑多に更新中。

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ゲストエディター

服に一生モノは存在しないが、長く愛せるものは存在する。

服に一生モノは存在しないが、長く愛せるものは存在する。

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こんにちは、「ロン毛と坊主とニューヨーク(@longebose)」のロン毛、下里(@watarubob)です。

 

私はここ数年、スニーカーをめっきり履かなくなってまして、レザーのブーツか短靴ばかりです。

何かと私とは正反対の相方の坊主はやっぱりスニーカーしか履いてません。

そんな部分でも逆を行く二人です、よろしくどうぞ。

そんな中、私の靴で一際よく履いているお気に入りのシューズがあります。

モード、アルチザンが好きな方ならご存知であろう、イタリアンブランドのGuidiです。

と言っても、ファッション色の強いGuidiではなく、2014年に復刻されたGuidi & Rosellini、バケッタレザー(ベジタブルタンニンなめし革、化学薬品などを使わず自然にある樹木などの植物でなめした革)のカウハイド(牝の牛革)リバース(裏革)です。

 

これを復刻されたシーズンに購入したわけですが、最近よく街や服屋で目の肥えた人たちに褒められるのでご紹介。

購入したのは2014年の4月13日ですから、今からちょうど3年ほど前になりますね。

購入時のロゼリーニはこちら。

Exciting for new shoes! #guidiandrosellini #guidi #idolbrooklyn

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ナチュラルカラーで、肌色に近い色です。(当時の私はThom Browneなんて着てましたな、そういえば。)

新品は本当にのっぺりと綺麗すぎる、面白みのないフェイスをしてます、なんなら全然かっこよくないくらい。

 

 

そしてこの3年間、敢えて一度も手入れをせず、雨の日も雪の日も穿き込みまくったロゼリーニがこれ。

3年前の綺麗な肌色から、ブラウンへ変化しました。

これはまだ結局一度もオイルも入れてませんから、入れたらもっと飴色っぽく濃いブラウンになるでしょう。

一見するとただの汚いシューズで終わりそうなもんですが、好きな人は好きですよね、こういう凄まじい経年変化。

 

私はファッションに関しては長く付き合えるものが好きなので、こういう着用する毎に自分だけの経年変化が手に入るものが堪らなく好きですね。

こういうアイテムや、いつでも使えるクラシックなアイテムというのはやはり長く付き合っていけるのでいいです。

これがあるから他は必要ない、逆にいえばこれさえあればいいという自分の愛するモノで身の回りを囲えれば、自然と無駄な消費はなくなるもんです。

それが出来る時点で自分にとって必要なものが理解できているということなので、その人は世の中に流されることはもうないでしょうね。

先日書いたミニマリズムの記事「断捨離に興味のない私がミニマリストブームの第一人者である佐々木さんと会って感じたこと」とも通じることがあるような、そんな気がします。

 

 

ちなみに、お店でよく言われる「一生モノですよ!」なんて謳い文句は正直、あれは当然ただの売り文句であり嘘です。

ファッションに「一生モノ」なんて存在しません。

モノの寿命としての一生モノはというのは着用頻度にもよりますが、メンテナンスしながら愛用しても着用頻度が高ければ精々20年程度が限界でしょう。着用せずにタンスの奥底に眠ったまま何十年も経過すればそりゃ100年後も着用できるでしょうが、そういうことではなく。

 

そしてファッションには当然流行がありますし、流行を全く気にしない人でもその人自体の生活や嗜好は必ず変化し、また人間というのは飽きる生き物です。

いくら高価なレザージャケットでも、いくら高価なブーツでも絶対に着ない時が来る、悲しいですがモノというのは衣服に限らずそういうものなんですよね。

今では全く世の中のトレンドを気にしなくなった私ですが、自分の中での流行り廃りは必ず存在するもので、思考やライフスタイルが変化したり、歳を重ねることで将来は必ず今の、2017年現在の好みとは違うものを好きになるでしょう。

 

それでもこのロゼリーニ、まだたったの3年間ですがその間かなりの頻度で着用し、今後も末長く履き続きたい、今後このシューズがボロボロになってもまだGuidiがこのシューズを販売していれば買い直したい、現時点の私の中ではそんなことを思えている数少ない私の一品です。

 

そうやって自分に必要なもの、愛するものを選択し末長く付き合っていくことも、使い捨てが前提の消費し続けるファッション、そして他人の目を気にしたりトレンドを追い求め精神的にも金銭的にも消耗を繰り返す現代のファッションとの付き合い方を見直すことに繋がるかもしれませんね。

まぁ、これはただの服好きの戯論であります。

 

それでは「ロン毛と坊主とニューヨーク(@longebose)」のロン毛、下里(@watarubob)でした。

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