2009年よりNY在住で、共にファッション業界に身を置くロン毛(Wataru Shimosato)と坊主(Ryo Miyamoto)が綴るブログです。

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ゲストエディター

私も洗脳されていた!日常に潜むマインドコントロールとその解き方

私も洗脳されていた!日常に潜むマインドコントロールとその解き方

 

 

 

Maxwell Maltzの「PSYCHO-CYBERNETICS」を読み終えました。

私は、本を読む時に気になるページには折り目を入れるのですが、

読了した時には、折り目が多すぎて若干本が膨らんでおりました。

今は、赤ペンに持ち替えて、もう一度再読して、大事なところに線を引いております。

 

 

その本の重要なポイントである箇所を実体験を交えて書いていきたいと思います。

 

少々長いので、大きく3つに分けます。

1. 実は大多数の人が既に洗脳されている現代社会

2. 私が実際に洗脳されたハナシ

3. 刷り込みから自由になる簡単な思考法

 

1. 実は大多数の人が既に洗脳されている現代社会

「DEHYPNOTIZE YOURSELF FROM YOUR FALSE BELIEF」

(マイナス思考に洗脳されてしまった自己暗示を解け)

というのが、今回の記事の背景にある題です。

 

暗示、刷り込み、催眠、最近話題になった洗脳まで、世の中にはこういった類の言葉があります。

しかし、中々別の世界の言葉のように感じられ、身近に感じる人達は少ないのではないのでしょうか。

プロの催眠術師や、詐欺師などがこういった技術を研究して、プロのレベルに昇華しているのはもちろんですが、

実は日常生活はこういった刷り込みや暗示が溢れています。

そして、その殆どが個人にとって悪影響な刷り込みで

個人の目標達成能力、健康状態、性格にまで影響を与えています。

例えば、日常生活では

「~すべきだよね。常識常識!」

「◯◯は凄いよね。私も見習わないと!」

「やっぱり大人って身なりにも気を使ってないとね」

「これぐらいは当たり前でしょう」

といった類の会話が多々発生します。

 

この刷り込みが重なると、「今のままじゃ駄目だ…私もこうならなくちゃ!」

軽い催眠状態が発生し、自分が意識していないとも、

刷り込まれた言葉通りに体が行動してしまうという具合です。

私達を囲む環境を見てみると、プロの催眠術師じゃなくとも、周りの人達の余計なお節介のお陰で

かなりの催眠要素が存在していることになります。

 

更に、ネットやテレビ、街中でみる広告などで

「死ぬまでに行くべき◯◯スポット!」

「モデルは皆やってる◯◯!」

「アイドルの平均体重は?」

「成功する為に、30歳までにすべきこと」

「大人の男性女性の必要最低限な身だしなみ」

 

などなど、更に様々な刺激が目に入って、頭に叩き込まれます。

特に厄介なのが、成功している人達の例を平均値や目標値として提示していることが多いこと。

数値化されると、それに近づく指標となるので、より暗示の効果がアップします。

自己実現に努力することは、一見良いことに見えますが、

大抵の人は「今のままじゃ駄目だ…私もこうならなくちゃ!」という考えが根底にある、

すなわち、マイナスの部分からスタートしています。

「私は太っている。だから〜」

「私の人生は退屈だ。だから〜」

「私はこのままでは一生平社員かもしれない。だから〜」

という自己認識が根元にあると、

体はポジティブな自己実現より、

このネガティブな自己認識に沿うように行動してしまいます。

 

痩せる、刺激的な毎日、出世というものは、

上記にあげた自分のネガティブな自己認識に背いている、

自意識に嘘をついていることになります。

 

信じられないようなことですが、

設定した目標には体が動いていきません。

体は無意識に自分が作ったイメージに正直にあろうとします。

 

それが続くと催眠から洗脳状態にまで進んで、抜け出されなくなります。

ここから、ダイエット用品、セミナーや教材に多額のお金を払うようになります。

 

2. 私が実際に洗脳されたハナシ

かくいう私も、一度洗脳状態に陥ったことがあります。

ニューヨーク1年目に出会ったスタイリストさんの元で10ヶ月ほど様々なことを手伝っていた時です。(無料で)

彼はかなりの自信家で感情の起伏が激しく、口がかなりウマい人でした。

今思うと、右も左もわからない私に、詰め込み方式で、ひたすら

「~こうあるべきだ」

「だからお前はダメなんだ。俺を見習え」

「そんなんじゃ成功しないぞ」

「俺のいう通りにしとけば間違いない」

「俺はその気になれば、一億円貸してくれる社長がいる」

「俺は芸能界にいたから、日本では有名人の知り合いが沢山いる」

 

という具合です。

毎日電話が何かしら掛かってきていましたね。

自分で考える暇もなく、洗脳要素が隙間なく詰め込めれていました。

 

その頃は「◯◯さん、凄い!こうなりたい!」なんて思ってました。

私はハマりやすい体質なんです。

 

ある日、苦労して取り組んだ撮影が深夜5時に終わり、その朝から私は学校のテストがあったので

「あと何時間後には、テストですよ。キツいですね~。」

と言った瞬間に、彼が

「皆、疲れてるのに、何てこと言うんだ!!自分だけ苦労している風に言いやがって!お前なんか辞めちまえ!」

と、激昂しまして、帰っていきました。

 

もう一回言いますが、この週7日毎日10時間拘束のインターンは無給です。

 

周りにいた他の人達は、誰もが、「ここまで言われたら私が辞めるだろう」と思っていたと思いますが、

私は辞めませんでした。それどころか、彼に平謝りしていましたね。

完全に洗脳が完了していましたね。

かなりイッていました。今思い出しても。

 

もちろん彼は、私が謝った時には、アメとムチの要領で、

優しく許してくれました。

多分、「俺がお前にこんなに教育しているんだから、レッスン代払え」

と言われたら払っていましたね。

恐ろしい人でした。

 

洗脳が解けたキッカケは、近所に住んでいたサンタクロースのようなおじいちゃんと

そのことについて話していた際に

「あなたの両親は、あなたがニューヨークでこんなに苦労していることは知らないだろうし、

それを望んでいないでしょう。両親は貴方の幸せを一番望んでいると思うよ。両親が悲しむことは避けなさい。」

という凄く簡単な一言があったからです。

 

3. 刷り込みから自由になる簡単な思考法

話が少し横道にそれましたが、身近にも沢山洗脳要素が存在することを知っておいてほしいです。

恋人が洗脳者体質だったら、大変なことかもしれません。

無意識に、「その恋人がいないと、私は駄目なんだ」と刷り込まれるか

「もしくは、この人は私がいないと駄目なんだ」という結果になってしまうかもしれません。

 

ネガティブとポジティブは、個人というコインの表裏みたいなもので

簡単にひっくり返すことができます。

 

ポジティブな意識、コインの表を全面に出すのに、効果的なのは

1、他人によって作られた平均、目標、理想に縛られて自分に評価を下さない。

この作られた数値は、だいたい消費者が、「自分は他の人よりも劣っている」と感じさせるように出来ています。

その結果購買欲などが生まれ、何かしらの消費と利益が生まれます。

 

2、「自分はこうあるべきだ」という意識はできるだけ持たない。

大体それは、外部からの影響による一時の錯覚な場合が多いです。

 

3、最後に、「あの人のようになりたい!」と思わない。

努力しても、青い銀コインは赤い銅コインにはなりません。

近づくことはできても、所詮は似ているだけです。

そして近づいていっても、銀コインはその頃は、更に磨かれて遠くにいっているか

既に錆びついてしまい、衰えています。

しかも、「あの人のようになりたい!」には

「私はあの人より劣っているから…」というマイナスなフレーズが隠れていることが多いです。

 

私は「あの人を超える!」という思考方がかなり強力なのでオススメします。

目標にするのではなく、その人を参考にする程度で、

何なら、「その人を食ってやろう」という位の意識の方が、

自分で工夫して、実現させるという、ポジティブな力が働くので、実現が早まると思います。

 

長々と書いてしまいましたが、

世の中に溢れる刷り込みの技術に気づいて

私が実際に洗脳されたハナシを反面教師にして

9割の他人が言うことは、クソの役にも立たないので、右から左に流して

自分でしっかり考えて、何なら「自分は最高だ!BEST OF THE BESTだ!」

くらいの自己暗示をかけてもらって、最高の人生をガンガンと突き進んでいってほしいと思います。

 

以前に

社員の遅刻癖を直せるか!?上司として私が実践した今すぐ試せる「心理学的テクニック」

実験例から脳を科学!有効なイメージトレーニングの方法とその効果」に

自己暗示とイメージトレーニングのパワーについて触れましたので、

こちらも是非ご覧下さい。

 

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[ロン毛の彼女はグルジア人] 第六章 : 驚いたこと

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