2009年よりNY在住で、共にファッション業界に身を置くロン毛(Wataru Shimosato)と坊主(Ryo Miyamoto)が綴るブログです。

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[大麻合法化の次はキノコ解禁か!?]坊主が勝手にまとめた幻覚&サイケデリック2.0!

[大麻合法化の次はキノコ解禁か!?]坊主が勝手にまとめた幻覚&サイケデリック2.0!

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どうも!コンチワ!睡眠十分な坊主です。

睡眠記事がよく読まれているようで、大変嬉しいかぎりです。

「これを読んで寝れば大体オッケー!健康坊主が勝手にまとめた「睡眠2.0」2018年度版!」

これで読んでくれた方のパフォーマンスが上がってたら嬉しい限りです。

 

さて、次のお題は、日本ではタブー化されているマジックマッシュルームやらMDMA(エクスタシー)、メスカリン等のお話でございます。何書いてんだ坊主wと思うと思いますが、まぁ聞いておくんなさい。

最近アメリカでは、PTSDやDepression、いわゆるトラウマの治療や、鬱の治療なんかに、上記の物質を使ったサイケデリックな体験が効果的なのでは?という議論が活発に行われており、個人的には大麻解禁に続いて、近い将来マッシュルームもアメリカでは解禁するだろうと思っています。

 

ていうのも、私がフォローしてるJoe Rogan氏、Tim Ferris氏、Ben Greenfield氏は、ブレインハック大好きな人達で、基本的にサイケデリック体験推奨派なんですね。Tim Ferriss氏は、最近サイケデリックドラッグの研究に一億円投資したらしいです。

 

今回はTim Ferriss氏とMichael Pollen氏のポッドキャストの翻訳で、まぁ面白かった!

英語がわかる人は是非聴いてみて下さい。

「Michael Pollan — Exploring The New Science of Psychedelics」

これは日本語にしないのは大変勿体ない!と思ったんですが、これを日本語で書くのは、ちょっと早いかな?と迷いました。

そしたら昨日、新聞が道に落ちてて(今回の記事画像)、「エクシタシーは奇跡のPTSDトラウマ治療薬となるか?」との見出しがドカっと載ってたので、「あぁ、これは書けってことだ。もう書いちゃおう。」とあいなりました。

 

対談相手の博士のトリッピーな幻覚エピソードも超面白かったので、興味のある人は読み進めてみて下さいな。

 

その前に、私を含めたサイケデリック初心者の為の専門的用語を解説しておきましょう。

  • シロシビン:マジックマッシュルームに含まれる成分。幻覚剤に分類される
  • LSD:半合成の幻覚剤
  • メスカリン:一部のサボテンに含まれる幻覚剤
  • MDMA:別名エクスタシー
  • DMT:ジメチルトリプタミン。自然界に発生する幻覚剤。ヒキガエル等の動物、人間の尿や血液の中にも存在している。
  • SSRI:抗うつ剤
  • オピオイド鎮痛剤:かの有名なプリンスも乱用して死亡した鎮痛剤。病院で容易に手に入ることから重大な社会問題となっている。
  • アヤワスカ:アマゾン北西部で伝統的に用いられている幻覚剤&儀式。ペルーの文化遺産でもある。
  • PTSD:心的外傷後ストレス障害。辛い出来事がトラウマになり、対人関係が上手くいかなくなったりして日常生活に支障が出る障害。アメリカでは15人に一人がPTSDらしいです。性的暴力、目の前で人が死ぬような場面に遭遇する、いじめ、親からの虐待やネグレクト等、原因は様々。

 

このTim氏の対談相手、Michael Pollen氏、様々な料理に関するベストセラー本を書いていて、世間はどちらかというと料理本を書く人だ、と思ってるらしいのですが、今回出版したHow to Change Your Mind: What the New Science of Psychedelics Teaches Us About Consciousness, Dying, Addiction, Depression, and Transcendence」 直訳「マインドを変える方法:サイケデリックが自我、死、執着、鬱、超越について教えてくれたこと」を書く経緯にあたって、「私はこの本を新しい目的地の出発点だと思っていますが、今まで出した本の延長線上にもあるモノだと感じています。

私が今まで出した本も、この新しい本も、人間は地球の監視者ではなく、他の生物と共に共存していくものだ、という考えが根本にあります。様々な事象を受容的に捉えるのではなく、能動的にそれらと並存していく意識ですね。そしてTHE BOTANY OF DESIREという過去に出版した本の中で少し触れていますが、私達は特定の植物と菌を自我の解放等を目的に古くから使用しています。これは世界中、文化は違えど、様々な形式で見ることができます。一つだけ例外があるとすれば、イヌイットの人達、彼らが住む地は植物も菌も生きていくことが非常に難しいからです。私が今まで書いた本は健康についての料理本ですが、これは私自身が健康というテーマに非常に興味があるからで、今回は肉体的な健康と同時に精神的な健康にも着手したいという思いがありました。」

Michael氏曰く「研究ってのは、2種類あって、一つは調べていく中で嫌になっちゃって、もう早く次にいきたい研究。もう一つは研究を進めていくうちに、自分が調べたことは氷山の一角であることを発見し、もっと深く掘り下げたくなる研究。私にとってサイケデリックは後者でした。」とのこと


サイケデリックについて書くことにあたって

私がこのトピックに対して研究を進めていくうちに、特殊なカルチャーとして確立されているサイケデリックに対してどう向き合っていくかを考えました。

私自身はサイケデリックを常習するわけではないが、研究対象として非常に興味があります。

そして、おそらくこの本で、サイケデリックの効果が明らかにあると、おそらく世界各国でブームとなるかもしれません。

この2つの観点から、研究の為に片足を突っ込みはすれど、ドップリとは浸からないことで、あくまで第三者の立場を保持し、サイケデリックを体験したことがない人達の疑問や意見を中立的な立場で受け入れることを念頭に置きました。以前本を書いた時もそうですが、あまりに全てを分かったような教授風に筆を進めていくと、あまり他人にとっては魅力的な本ではなくなるようです。なので私が今もなお研究を進めている段階、学んでいる段階で自身の興奮や熱気を伝えることを念頭に置き、今回の本を書き進めました。

正直、私の頭の中では「60歳にもなって何やってんだよ。そんな山の中で幻覚見たら心筋梗塞にでもなっちゃうぞ!緊急事態になっても隣のシャーマンが救急車を呼んでくれるわけないだろう」という意見、その一方では、「それは只のお前のエゴだろう?本を書く契約してるんだから、サっサとやれよ!」という葛藤がありました。しかし結果的に上手くエゴを回避して研究を進めることができました。


ガンを申告された人達へのマジックマッシュルーム投与の効果

厳しい監視下の元、マッシュルームをガンを告知された人達へ投与する実験を行うと、彼らの死の恐怖が著しく緩和されました。ある女性のケースでは、ガンの告知を受け、セラピーを受け始めましたが、常にパニック状態になり、にっちもさっちもいかない状況が続いていました。そこでシロシビンを含んだマッシュルームを用いる治療を開始、すると彼女は幻覚の中で、自分の体の中に入り込んでいきました。すると、アバラ骨の下に黒い物体を見つけました。彼女を蝕んでいる腫瘍は別の部位でしたので、それはガン細胞の塊ではありません。彼女はそれを「恐怖の塊」と呼び、大声で「私の体から出て行け!」と叫びました。すると黒い物体は消滅しました。

サイケデリック状態から平常時に戻り、セラピーを再開すると、彼女の死に対する恐怖は消えていました。Michael氏がこの記事をThe New York Times紙に寄稿した時、読者の過剰な反応を防ぐ為に、「実験の結果、彼女の死への恐怖は著しく減少した」と表現しましたが、The New York Times紙が確認の為に彼女に確認したところ、彼女曰く、「死への恐怖が減少したんじゃないんです。完全に消滅したんです。」とのことでした。彼女は「ガン細胞は制御できないけど、ガンへの恐怖はコントロールできる」と記者に続けて答えました。

Michael氏はこの著書をガンで最近亡くなった父に捧げました。「父と濃密な対話と時間を交わしていた数年間でしたが、シロシビンを投与せずに彼は亡くなりました。今思えばサイケデリック治療を行った沢山のガン患者の方たちと行う研究は、私が父に対して行いたかったことの代わりみたいなものだと思います。」 


そもそもサイケデリックとは?

サイケデリックという言葉が誕生したのは1957年。「自我をコントロールする」という意味合いで研究者によって使用され始めました。

1960年代に、神経症や心身症等の患者に対して幻覚剤のLSDを服用して、覚醒した状態で自我の防衛を緩めることでカウンセリングやセラピー治療を行っていましたが、そのうちカウンターカルチャー的な意味で「サイケデリック」という言葉が流行りだしました。

人によって、MDMAや大麻もサイケデリックの一種だと言う意見もありますが、前者「自我をコントロールする」という本来の意味でのサイケデリックとは、違うものだと私は考えます。前者のサイケデリックに属するのは、シロシビン(マジックマッシュルーム)、DMT、メスカリン、LSDで、作用する脳の部位は殆ど同じ、そして効果もほぼ一緒です。

 

サイケデリックと脳科学の発展

「顕微鏡が生物学と薬学を発展させたように、そして望遠鏡が宇宙学を発展させたように、用法と用量を守ったサイケデリックは、”脳科学と自我への理解”を飛躍的に発展させる可能性がある」ーStanislav Grof

脳の研究はまだまだ発展途上、自我や意識に至っては殆ど研究が進んでおらず、仮説や証明できない謎が多い分野です。抗うつ剤として知られるSSRIが作用する部分と、サイケデリックが作用する部分が似ているところから、一歩前進か?と思っても、何故、どのように作用するかはまだ分かっておりません。


サイケデリックとDefault Mode Network

ロンドンの大学での研究で、サイケデリック体験をした人が見る鮮やかな幻覚について調べたところ、幻覚を見る=脳が普段より活発に働いているという仮説に反して、逆に脳の働きは遅くなっていることがわかりました。

特に働きが緩やかになった脳の部分が、Default Mode Networkという部分。

この聞きなれない脳の部分の理解はごく浅く、研究が始まったのは15年程前です。

記憶を遡る機能があり、未来のことを想像する部分でもあり、そして、過去に起こったことと、今の自分が考えること、そして未来の自分の可能性を混ぜた「自分は何者であるか」という自我を司る部分でもあります。

サイケデリック体験によって自我(エゴ)を司る部分の働きが弱まるということは、自我の融解を促すということです。

自分という存在が世界から溶けて無くなり、その結果、世界と融合して一つになるという感覚ですね。

そしてMichael氏曰く「ある意味、自我の消滅とは、死ぬということのリハーサルに近い。」←名言でました。

でも自我が消滅しても、自分というものは別に存在していることを感じてヒトは安堵する。

この体験ができるのがサイケデリックです。

しかしサイケデリックという手段を用いずとも、Default Mode Networkの働きを抑えて自然に自我の融解に近い体験をしているのが、瞑想者(通算瞑想時間1万時間くらいの達人)です。彼らの脳の動きは、サイケデリックを使用した人達と非常に似ているとのことです。

Default Mode Networkを例えて言うならば、オーケストラの指揮者、会社の代表取締役、アメリカという国のニューヨークという街である、とある科学者は言いました。そしてこの科学者が発見したのは、この部分がサイケデリックによって休憩すると、脳の他の部分が、今まで繋がっていなかった部分と活発に繋がるようにようになったということです。社長が休みとってるから、部下同士で色々動き始める感じですね。その結果、感情を司る部分とイメージを司る部分が、普段経由する回路を通らないので、より強い視覚体験・幻覚を見るというわけです。この脳の体験が、新しい価値観や、アイデアが生まれることを促すということでした。リーダーが抜けて、全く違うタイプの人が次のリーダーになり、組織の形態と働きがどんどん変わっていくということですね。


 

喫煙等の習慣を変化させるサイケデリック治療

止めるのが大変であるという認識の喫煙ですが、実験結果によると3~4回のサイケデリック体験+セラピーによって、半年間禁煙に成功したのは80%、その後1年間禁煙に成功したのは、全体の67%にのぼりました。これはプラシーボ効果を比較するコントロールグループ無しのパイロット版の結果ですが、ニコチンパッチ等よりは遥かに効果的です。

実験に参加した人達にハナシを聞いてみると、「実験の後は、考え方や意識が180度変わった感覚がありました。変な例えですが、ある瞬間、息をするということは何て貴重なことなんだろうと思ったんです。それから何で私は喫煙することで息をすることを阻害しているのか、という考えに至りました。」

Michael氏曰く「何じゃそりゃっていう感想ですが、サイケデリック体験した人達にはよくあることで、息をすることは大事なことっていうことは無意識に分かっているんだけど、それを論理的に理解できていない人もいます。サイケデリックによって、その人達が無意識に理解している「タバコは体に悪い」ということが意識的に深いところまで浸透し、それが喫煙を止める確固たる決断理由となるということです。」

アメリカで広がるオピオイド鎮痛剤乱用の対抗策として、アフリカで使用されているマジックマシュルームが効果的とされていますが、かなり強い作用があるので、認可されているのはメキシコだけです。


サイケデリックとヘロイン&コカインの違い

Michael氏「サイケデリックには中毒性はありません。」

マウスを使った実験で、片方のレバーは食べ物、もう片方のレバーはヘロイン&コカインがある空間で生活させると、死ぬまでヘロイン&コカインのレバーを押し続けます。

変わって、一方は食べ物、もう一方はLSDにすると、マウスはLSDのレバーを押したのは、最初の一回で、その後は食べ物のレバーを押し続けます。


何故、サイケデリックの研究は他の分野と比べて非常に遅れているのか?

1930年代に、ある科学者がアルコール中毒の患者にサイケデリックを投与して治療できるのではないか?と提案したところ、周りから「中毒をドラッグで治せるわけないだろ」と却下されました。

そして60年代、サイケデリックの第一人者であり、当時の若い人達から神格化されていたTimothy Leary氏も、研究を続けているうちに、Michael氏曰く「大掛かりな研究は難しい時代だし、家で自分で楽しもう」と、研究に飽きてしまったそうです。

それからも若い人達に一度知れ渡ったサイケデリックは使用され続け、ある一種の少し危険なニオイのするヒッピー文化の一つとなりました。

ここで面白いのが、酒、タバコ、なんならセックスやマスターベーションなんかも、大人達がやっているのを子供が真似して、経験し、そして子供が大人の階段を登り、そして若い世代に継承していくことが、世の常だったのが、サイケデリックに関しては、大人達が敬遠してるので彼らの経験はゼロ。でも若い世代が積極的に経験して、新しい価値観を生み出す→しかし大人達は全く理解できない→理解できないことの恐怖→社会に無秩序を生む→規制しよう。という流れになったことです。

その規制や警戒の背景には、ベトナム戦争もあります。サイケデリックを体験すると、権力に対する疑問が生まれます。サイケデリックが広まると、若者がベトナム戦争に協力的ではなくなるのでは?という懸念もあったんですね。しかし、60年代に若者だった人達が今の大人達です。ということは少なからずトリップ体験をした人達がいるので、理解できないことの恐怖というのは取り除かれています。


リスクと致死量について

ここでMichael氏のパンチライン「LSDやマッシュルームに致死量はありません。」

デデーン!これ大麻も確か致死量無いんですよね。酒は致死量あるのに。

Michael氏曰く、「もし死亡事故が発生したとしても、それは摂取した量によるものではなく、気を付けないといけないのは、摂取したことによる精神的変化です。

自分を守っている全ての防御壁が消えてなくなるので、通常考えられない行動をとることがあります。車がビュンビュン走っている道路に迷いなく歩いていったり、建物から飛び降りたりします。」

例外的に、統合失調症を起こす引き金になったりするので、その類の精神障害を持っている家族がいる方は、サイケデリック摂取はやめた方がいいでしょう、とのことでした。

何に対しても治療薬というのは、効果と共に、起こりうるリスクがありますが、サイケデリックは、肉体的なダメージに注目すると他の治療薬より遥かに低いものらしいです。


実際にサイケデリック体験をしてみて

さぁ、こっから超面白いMichael氏本人のトリップ体験の話。できるだけ訳したつもりです。お楽しみください!

Michael氏「研究を進めていく中で、LSD、マッシュルーム、DMT等、様々なサイケデリック体験をしましたが、一番印象に残っているのはマッシュルームです。そこで私は初めて自我の融解を経験しました。付き添ってくれたガイドの女性はシャーマンに近く、儀式的なスタイルで進行していき、私は比較的大きなマッシュルームをチョコと一緒に食べました。かかっていた音楽は電子音楽の様で、すぐに私はトリップ状態に入り、電子音楽のせいか、自分がコンピュータの作ったデジタル空間の中で浮遊している感覚がありました。真っ暗で、詰まっていて隙間がない風景で、それが好きな人もいると思いますが、私には合いませんでしたね。段々と『デジタル世界に入り込んでしまった。どうしよう』と不安になってきましたが、トリップする前に受けたサイケデリック体験への心構えの中の、『もし不安になったら、そこから逃げるのではなく、一歩踏み込んで、私に何をするんだ?私に何を教えてくれるんだ?と問いかけて下さい。もしくは出来るだけリラックスしてその恐怖を包み込んで下さい』というアドバイスが役に立ちました。暫くして、トイレに行く為に私は視界を遮る為に着用していた目隠しをとりました。トイレに行きたかったのもありますが、本当にまだ現実世界があるのか?と確認する為でもあり、ガイドの女性や植物、棚や本等が見れてひどく安心をしたのを覚えています。トイレに行く間、ガイドの顔は見たくなく、また鏡に映った自分の顔も見るのも拒否しました。何が映るか分からず見るのが怖かったのです。用を足し、ガイドが「もっと投与するか?」と訪ねたので「YES」と答えました。投与量を増やした後、ガイドの顔が変わりはじめました。彼女は金髪だったのですが、黒髪となり、サイケデリック史で伝説的存在のMaria Sabina女氏に変身しました。

  Maria Sabina女氏

Maria Sabina女氏

顔は皺くちゃになり、彼女の手はレザーのような質感に変わりました。私は彼女が変身したことは彼女には黙っていました。

また視界を遮る為に目隠しを装着すると、暗闇の中で自分が何万枚のメモ用紙・ポストイットのように細切れになっていくのを見ました。私は驚きましたが、その何万枚にもなった自分というメモを拾い集めてまた一つにまとめようとは思いませんでした。「これでいいんだ。」と思いました。私は自分が崩れていくのを目撃したんです。その後、何千というメモ用紙はバターか絵の具のようになり、世界に飛沫として飛び散りました。その光景を見て私は「これでいいんだ。」と、また思いました。自我は飛散したけど、自分はココに在るということが実感できました。自分の中で「個(パーソナル)」というものが無くなっていくのを感じました。

また音楽が変わり、今度は私も好きなYo Yo Maのチェロが流れてきました。

この時点で私は音楽が聴こえるというより、音楽と一体になっている感覚でした。彼のチェロ、そして彼と融合し一つになるのを感じました。『I AM MUSIC』という感じですね。今でもYo Yo Maのチェロを聴くと、その時のことを思い出して鳥肌が立つほどです。

彼女とのサイケデリックセッションが終わった後に、私の自我は戻ってきました。そして自意識の働きをまた感じ始め、『自分は他人ではなく、自分である。』という感覚がありました。では無意味であったか?というとそうは思いません。ガイドの女性曰く『貴方は自我が無くなっていくという経験を確かに得たでしょう。それを覚えて、咀嚼して、育んでいくことが、これから出来ますよ。』と言いました。その言葉の後から、現在まで、私はあの体験を思い出し味わっています。そのうち自分と、自分の自我・エゴとの関係性が徐々に変わってきました。まるで手品が解けたように、「あぁ、また君(自我)か。今は引っ込んでてくれよ。そのうち相手するからさ。」と自我のいなし方が分かってきたようなのです。30年間、心理学を学んだり、瞑想をしたり、カウンセリングを重ねれば、同じことができるようになるかもしれませんが、私はサイケデリックで僅か5-6時間でソレを達成したのです。


 

サイケデリックのこれからの課題

最近になって、ようやくサイケデリックの効果と用法、用量が分かってきました。これから私達がどうソレと向き合っていくかが課題となります。出会い系サイトで見つけたカジュアルなシャーマンとセッションしたり、用量が分からず乱用したり、友達と気軽に週末にやるものではありません。アヤワスカという幻覚剤を使って儀式をするペルーでは、レイプや殺人まで起こっています。現代社会ではサイケデリックに関してルールや掟が無く、若い人たちがガイド無しで勝手に服用してしまい、社会問題となってきましたが、サイケデリックが定着している地域では、厳かで正統な儀式の一つであり、経験豊富なシャーマンや族長が若い人達を囲んで行われるものです。その伝統的な儀式をそのまま真似する必要は全くありませんが、60年代にアメリカで流行した時に、私達が明確なルールと定義に失敗したことが、サイケデリックの研究を大幅に遅らせました。私は深刻な精神疾患の方だけに服用するのではなく、健康な人達にもリスクを理解した上で、明確なルールをもって服用できることを推奨します。

さてさて、ダーーーっと書いてきましたが、如何でしたでしょうか?大麻も解禁されていない日本では、サイケデリックが解禁するのは途方もない時間がかかると思いますし、タブー的なイメージを持っている方も多いと思います。

最近流行っているのは、様々な野生のマッシュルーム、ヤマブシタケ、チャーガ等の成分を抽出してパウダーにしてコーヒーと混ぜて飲む人もいますね。Tim Ferrisもこれにイワベンケイを足したコーヒーを飲んでいます。高いっすけどね。

個人的な経験としては、部下がどうやらサイケデリックを友達と前日にやったらしく、出勤してきて、「坊主!聞いて!いや、貴方は私の言うことを聞かないといけない!だって私達は一つだから!」と喋りたてられ、「ウワッ、キツいな。」と思ったことが印象的ですね。現代人的な生活してる人達とは強烈な温度差が生まれると思うので、サイケデリックを経験した人達は気をつけた方がいいと思います。他にもアヤワスカを体験した人を2人知ってますが、そのせいかは分かりませんが、チャーミングで結構妖精っぽい雰囲気を醸し出してますね。

 

私はまだやる機会がないので、瞑想を繰り返して脳のDefault Mode Networkを制御したいと思ってますが、南米とかに行って、本物っぽいシャーマンにあったら、その人の慣習の下でやるでしょうね。

 

その時はその時で、またどうだったか書きたいと思います。いつになるか分かりませんが。

では坊主でした!チャオ!

これを読んで寝れば大体オッケー!健康坊主が勝手にまとめた「睡眠2.0」2018年度版!

これを読んで寝れば大体オッケー!健康坊主が勝手にまとめた「睡眠2.0」2018年度版!