2009年よりNY在住で、共にファッション業界に身を置くロン毛(Wataru Shimosato)と坊主(Ryo Miyamoto)が綴るブログです。

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ゲストエディター

日本のライブやコンサートでスマホ撮影禁止って時代錯誤じゃないですか?

日本のライブやコンサートでスマホ撮影禁止って時代錯誤じゃないですか?

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今日の一枚

撮影者 : ロン毛

先日のHiatus Kaiyoteのライブでの一枚。やっぱり生音はいいですね!

カメラ本体 : iPhone6 Plus

絞り値 : F2.2 / ISO感度 : 250/ シャッタースピード : 1/4秒


 

先日、ニューヨークのIrving Plazaというライブハウスにて、

大好きなオーストラリアのバンド、Hiatus Kaiyoteのライブにロン毛と坊主で参戦してきました!

ライブは圧巻のパフォーマンスで終始大盛り上がり。

 

ライブは6月頭に参戦したGovernors Ball 2016のフェス以来で、

久しぶりに良い生音を浴びた夜でありました。

Hiatus Kaiyoteをご存じない方は是非、"Shaolin Monk Motherfunk "のライブ映像をどうぞ。

 

アルバムはこちらですね。 

 

さてさて、先日のHiatus Kaiyoteのライブが終わった後に、

日本はライブでスマホ撮影禁止なことを思い出しました。

 

そういえば、ミュージシャンの方もSNSでライブでのスマホ撮影に関する話題について触れていましたし、

フェスシーズン真っ只中の今はこういう議論も増えていそうですね。

 

 

今回はライブでのスマホ撮影について私なりの考えを書いてみたいと思いますが、

記事タイトルからもご察しの通り

結論から書くと私はスマホ撮影解禁に対して賛成派であります。

 

そもそも何故、今の時代、これだけスマホが日常生活に浸透し、

今や体の一部と言っても過言ではないほどに利用されているのにも関わらずスマホ撮影が禁止なのか。

正直、全く意味がわかりません。

 

 

6月頭に参戦したGovernors Ballフェスでは

ステージ横のスクリーンにデカデカと「#govballnyc」と掲げており、

フェス側が来場者に向けて公式ハッシュタグを付けてフェスの思い出をインスタグラムに投稿するよう促すような取り組みがされていました。

これだけ全員がスマホでSNSをしている時代に、当然のプロモーションです。

 

Hiatus Kaiyoteのライブでもスマホ撮影禁止ということはなく、

多くの人がライブを楽しみながら各々にスマホで写真や動画を撮影していましたし、

インスタグラムでは当日ものすごい数のライブの写真や動画が投稿されていました。

もちろん、私もGovernors BallでもHiatus Kaiyoteのライブでもスマホで撮影してSNSに投稿しましたしね。

 

ライブでのスマホ撮影問題の論点としては

主催者やアーティスト、レーベル側の目線からのものと、

ファンや観客としての目線からのものの二種類があるかと思います。

おそらく大きな理由として

権利の問題 (主催者やアーティスト目線)

スマホが邪魔で見えない!(ファン目線)

ライブなんだからスマホなんて使わずに聴け!見ろ!楽しめ!(双方の目線)

こんな感じでしょうか。

 

法律的なことは専門ではないので詳しくはわかりかねますが、

権利の問題に関してはアメリカでクリアできる問題なんだから日本でもクリアできるんじゃないの?程度に私は思っています。

お金が関わってくる問題ですので大人の事情が絡んでややこしいんでしょうね。

とりあえずこの件に関しては、おそらく今は日本でもスマホ撮影OKのコンサートをされている大御所アーティストの方もいらっしゃるようなので(参照 : 浜崎あゆみがライブでスマホ撮影を解禁した理由)、取り組みと世間の流れによって実はどうとでもなる問題なんだと思います。

 

 

では「目の前でスマホを使われたら邪魔だ!」というファンや観客の方、

例えば自分よりも背が高い人が前にいたり

ハットをかぶっている人が前にいたりすると邪魔かもしれませんが、

しょうがないと思って受け入れる、または本当に邪魔であれば自分が移動しますよね。

前の人のスマホが邪魔だという件は、それと同様に解決する話だと思います。

 

実際にHiatus Kaiyoteのライブ時には私の目の前にアフロ頭の男性がいて邪魔で仕方なかったのですが、

まぁ仕方ないよね、と思ってその場でしばらく楽しんだ後に移動しました。

前の人の身長が高い、前の人の髪が邪魔、前の人のスマホがウザい、

全て環境の問題で自分では変えられないものですので、

文句ばかり言わず自分で変えることのできる自分自身の身の取り方を考えればいいだけだと思います。

 

 

 

さて、最後の意見、

「ライブなんだからパフォーマンスを見ろ!スマホなんてクソ喰らえだ!」という意見。

これは演奏する側からも観客側からもどちらからもあると思います。

しかし、そもそもこの考え方自体が私には納得できません。

 

私がよく読んでいるHEAPS Magazineの記事に実際に頭にアンテナを装着して生活しているサイボーグ男の記事があるのですが、

その記事の中の一節に、こんな文章があります。(太字部分はこちらで太字にしています。)

スマホなしの生活は「多分、無理」な現代人。極端に言えば、それはもう“身体の一部”で、なければ“違和感”を感じてしまう。とすれば、私たちはすでにスマホというテクノロジーの力を借りて、自分の感覚を拡張していることになる。

 

これなんですよ、私の言いたいことは。

これだけスマホを持って生活している私たちにとって、

スマホはもはや身体の一部に限りなく近く身体機能を拡張するためのツールであるのです。

 

人間が荷物を運ぶ際に両手を空けるためにバッグを持つのが便利なのと同様に、

複雑で面倒な計算をスマホの電卓で脳の代わりに計算させる、

目で見ている、耳で聴いているその場の映像を忘れないためにスマホで鮮明な写真や映像、音を録音し残す。

 

もはや現代人にとって

手で荷物を持たずに第三の手として荷物を持つためのバッグと、

目で見たことを記憶するためにスマホのシャッターを切ることは身体拡張のためのツールとして同義であり、

つまりはライブで見聞きした演奏を記録するためにスマホで動画を撮影することは荷物をバッグに入れることと何ら変わらない日常行為である、と私は思うんですね。

 

当然すぎて気付いていないかもしれませんが、

スマホを使用する全員が実は身体機能を拡張しながら生きているのです。

そんな現代だからこそ、

権利の問題以外でライブでのスマホ撮影禁止とする理由には全く納得できません。

まぁ、これはちょっと話が大げさだったかもしれませんが、私は割とそんなふうに考えています。

 

 

全く別の観点からも考えてみました。

ライブなんだからスマホを使うな!という感情論の多くは、

スマホだから使うな!というよりも、何か他の行為をしながら見るな!

つまり、「ながら見」をするな!ということだと思います。

 

しかしライブ中にお酒を買いにバーカウンターへ行く人、

ライブ中にちょっとタバコを吸いに外に出る人(ニューヨークでは室内禁煙の為)、

ライブ中に後方で友人とお喋りをしながら見ている人っていますよね。

タバコなんて吸いに行ってないで、酒なんて買いに行ってないでライブを楽しめよ!

なんて話は聞いたことがないですが、

スマホなんてしてないで楽しめよ!とはよく聞きます。

お酒を飲みながら、友達と話しながら見るのはOKで

スマホで撮影しながら見るのがダメな理由にはならないですよね。

お酒を飲みながらライブを見ても、スマホで撮影しながらライブを見ても、十分楽しめますから。

 

屁理屈だと思いますか?

それを屁理屈だと思う人は、正直ただ時代の変化についてきていない人だなと思います。

 

 

それにライブやフェスというのは当然ながらアーティストのファン以外も見に行くものです。

友人に誘われたからアーティストの事は知らないけど行ってみる、

フェスの雰囲気が楽しそうだから行ってみる、

気になるあの子が行くライブで偶然その場に居合わせられたら恋に発展するかもしれないから行ってみる、

このフェスは今話題だしSNSに投稿して自慢したいから行ってみる、

そんな人たちもいるかもしれません。

要は、ライブの楽しみ方なんてのは人の数だけあるということ。

 

マキシマムザホルモンが行う「体重70kg以上のデブ男性限定のライブ」や「35歳以上の男女限定ライブ」などの通称「地獄絵図ライブ」のように参加条件を厳しく絞ったライブでもない限り、

通常はライブ会場にいる全員が全員ファンなわけがないのです。

 

「ライブなんだからスマホなんて!」という出演者側やファン側からの声は

出演者とファンの関係上では成立するものでありますが、 

そうでない立場の人からするとそれはエゴの押し付けであり 

ファン以外の人にも開放しているライブであればそれは押し付けられるべきものではないはずです。 

それでもそのエゴを通したければアーティストとファン限定の内輪イベントにしてしまえば誰も文句はないでしょう。

 

 

いかんせん、一歩ライブの外に出てみれば、多くの人はスタバで買ったコーヒーの写真をSNSでアップしているくらいです。

そりゃライブなんていう非日常的なイベントに来たら、多くの人が写真や映像を撮ってSNSに流したいのが常なのです、それが名のあるアーティストであればあるほどに。

おそらくですが、ファンでも一部の人を除きほとんどの人がそう思っていると思います。

 

 

というわけで、私は世間の流れとしては基本的にはライブでのスマホ撮影は解禁していいと思う派であります。 

ここで「基本的に」と言ったのには理由があって、

こんなことを書いてきましたが私個人的にいえばアーティストがOKといえはOK、NOといえばNOでも全く構いません。

 

私がライブに行く際にはアーティストのファンとして行くケースがほとんどで、

ファンとしてはアーティストの意見を尊重したいものです。

 

たとえスマホ撮影禁止で入場の際にスマホを回収されるような条件でも、

それが自分の好きなアーティストの意向であればライブに行きますし、全く問題ありません。

ファンというのはある種の信者的な側面も持ち合わせているので、そんなものだと思います。

だからこそ上で例に出したホルモンの地獄絵図が成立するわけで、

トムブラウンのパンツが他のスーツパンツより極端に短くともファンはそれを良しとするのですから。

 

 

日本では何かとスマホに関しての規制の話などありますが、

アメリカはそういうことに対してはどんどん新しいモノや仕組みを取り入れていく国で良かったなと思っているところであります。

 

ここのところ日本のバンドのライブが恋しいので、

私の好きだったバンドがニューヨークでライブをやらないかなーと心待ちにしている日々です。 

 

さて、次はなんのライブに行こうかな!

 

 

 

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