2009年よりNY在住で、共にファッション業界に身を置くロン毛(Wataru Shimosato)と坊主(Ryo Miyamoto)が綴るブログです。

海外生活を通して培ってきた考え方、仕事論、ファッションネタ、NY観光情報など雑多に更新中。

ブルックリンでオンラインブティックNo.648を運営しています。


ゲストエディター

別れの酒は出会いの酒と同じくらい美味い時もある

別れの酒は出会いの酒と同じくらい美味い時もある

別れの酒は出会いの酒と同じくらい美味い時もある

 

 

 

今日の一枚

撮影者 : 坊主

お香であります。

 

カメラ : Panasonic LUMIX DMC-LX7 

絞り値 : F1.8 / ISO感度 :80 / シャッタースピード : 1/250秒


 

最近引っ越しまして、新たな生活がこれまた良い具合な私ですが、

旧宅での最後の夜に、同居人であったアレックス氏と一杯やりに行きました。

 

約2年間共に暮らした、ちょいと神経質な心理カウンセラーの彼と、

味噌ラーメンなんか啜っていると、ポロポロ思い出話がでてきた訳であります。

 

去年の寒い冬なんかは、私の思いつきで徳利とお猪口セットを購入し、

鬼ごろしの一升瓶と共に、家路について、彼と一緒に熱燗を楽しむ毎日であり、

一時期流行った出会い系サイトを互いに見せ合い、キャッキャッ、ウフフな気味合いで

マッチした女性の素性なんかを想像するなどと、下衆の勘ぐりをしておりました。

実録!坊主が出会い系アプリで5人の女性と出会ってみたハナシ」参照

 

どちらかが運良く女の子を連れて帰ってくると、部屋の外に女性の靴が置いてあるので

Drマーチン、汚いスニーカー、サンダル、ヒール等の靴の様子を観察しあって、

次の日の夜には、「どうも女性の声がうるさくて眠れなかったね」なんて冗談を言い合っておりました。

 

かと思えば、神経質な彼と暮らすのに疲れて、朝夜、顔を合わせても、挨拶程度で過ごす日々もありました。

私も静かな方ですが、彼もご多分に漏れず、無口な方で、

しかし、無口の人ってのは、

各々の行動が誇大になってしまうことがありまして

たまに、ドアをバタン!と閉められる、大音量な独り言で悪態なんてつかれると、

私の方はビクっとしてしまい、

台所の使い方が汚かったか?トイレの便座の蓋を閉め忘れたか?

なんて、色々気を使う日々もありました。

 

しかし、共同生活が終わってしまえば、お互いそんな思い出も懐かしく、

「坊主よ、こうやって一緒に酒を飲むのは久しぶりじゃないか。もっと一緒に出歩くべきだったな。寂しくなるよ。」

なんて言葉が、2杯目の日本酒を飲み干す彼の口から出てくる訳です。

 

3杯目からは、意中の女性をオトすには、どうしたらいいかなんてことを、

ああだこうだ話してた時に、私が

「We tend to make an action toward what we THINK they are, not toward what they ACTUALLY are (人間ってのは、実際の事象や本質を見ずに、勝手に自分が想像した虚像に対して反応しがちだよね)」

なんて、ひねた発言をすると、

「お前から、そんなことを聞くとはね。そういう会話がもっとしたかったよ。坊主。」

なんて塩らしい発言が、彼から漏れたわけです。

 

 

常に眉間にシワを寄せて、イライラしてるような雰囲気の彼も

蓋を開けてみたら、なんのことはない気持ちの良い青年であり、

共同生活の最後の夜のお酒は、私が彼と暮らし始めた最初の夜と同じように瑞々しいものとなりました。

 

 

だいぶ前に書いた記事、「親しいヒトほど他人行儀な態度を」で言及しましたが、

一緒に暮らして、気のおけない関係性になると、中々会話をすることも億劫な時期があります。

家族から離れた後に、人生の中で共に暮らすことのできる人というのは、限られた人であり、

確率的には、奇跡に近いものだと思いますので、

無精な私と一緒に暮らしてくれた感謝や尊敬の念を持って、これからも特別気にかけていきたいものです。

 

暫くしたら、またアレックスと蕎麦でも啜って、

彼の新しいルームメイトのハナシでも聞いてみたい限りであります。

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