2009年よりNY在住で、共にファッション業界に身を置くロン毛(Wataru Shimosato)と坊主(Ryo Miyamoto)が綴るブログです。

海外生活を通して培ってきた考え方、仕事論、ファッションネタ、NY観光情報など雑多に更新中。

ブルックリンでゲストハウス、またオンラインブティックNo.648を運営しています。

[お金のハナシ]日本とアメリカでこんなに違う販売員の価値観と待遇の差

[お金のハナシ]日本とアメリカでこんなに違う販売員の価値観と待遇の差

[お金のハナシ]日本とアメリカでこんなに違う販売員の価値観と待遇の差

 

 

 

今日の一枚

撮影者 : 坊主

5連休の中日に公園で寝そべって本を読んでいる時、この後昼寝しました。

カメラ:iPhoneで撮影


私がお店に立って服を売り始めて4、5年経過しました。

その間、他の仕事に浮気することもなく、同じ店で真面目に働いてきた結果、セールスマネージャーになり、

特に飽きることもなく、続けている次第であります。

 

ある日、ニューヨークにいる友人が日本の有名ブランドの本社に勤務している方と話した時に、

「やっぱり本社勤務と、店舗勤務は違うから」と、その日本の方が発言したようです。

 

さぁ、これは私の又聞きなので、本当の真意は分かりかねますが、

十中八九、「本社勤務で働いている私は凄い。店員は所詮店員である」

という意味だと仮定して話を進めていきたいと思います。

 

正直友人から、この話を聞いた時は、「コノ野郎、ぶち殺したろか」

と思い、Twitterにも呟きました。

 

日本では定石としてショップスタッフからスタートして、

その後にバイヤーやプレス、本社勤務を目指して頑張るというルートが出来ていると思います。

中々店舗でずっと働きたいという人達は中々いないんじゃないでしょうか。

 

これは日本のファッション業界において販売員や店長という職業が

  • あまり給料がよくない
  • 何故か本社勤務に比べて軽く見られる
  • 販売という職業に未来が見えない

ということが背景にあると思います。

安い給料で、重労働、お金のハナシとなると切実ですよね。

 

一方で、こちらのファッション業界の販売では、

基本給+歩合で給料が決まることが多いです。

 

歩合に関しては、店頭で売り上げた何パーセントが給料として反映されるので、

売れば売るほど給料が上がり、逆に売れないと、その月の給料は悲惨なことになります。

 

販売員個人で歩合を貰う会社もあれば、お店全体の売り上を均等に販売員複数に分配することもあります。

 

この歩合制はファストファッションやマス向けの大型店舗には、殆ど適用されませんが、

中級、高級ブランドには大体このシステムが存在します。

 

超ハイエンドな会社だったら、歩合は無しで、少数精鋭で基本給を高くして、ガツガツせず、ゆったりとした接客スタイルを心がけているところもあります。

 

このシステムにより、販売員は頑張れば頑張るほど、給料明細が輝いてきます。

 

単純計算で一ヶ月で平均一千万円売る人の歩合が5%だったら歩合給は月50万円、

そして基本給が20万だったら月70万、ニューヨークだと大体25%くらい税金で持っていかれるので

約手取り52万円です。

 

日本では販売員で月手取り50万越えは、かなり珍しいと思います。

マネージャー昇格や、本社勤務に移るより、

販売員を続ける方が明らかに儲かり、しっかり休みも取れ、残業もほぼ無いので、

売る才能を持っている人達は、店頭に立ち続ける人も珍しくないです。

 

有名どころではシャネルのニューヨーク店なんか行くと超年季の入ったご婦人が今日も頑張って売っています。

勤続年数30年なんて人もいますね。

 

私の知るニューヨークで一番稼ぐ販売員はバーグドルフ・グッドマンの伝説的売り子の女性で、

年収5千万円です。

 

LANVINの方は、一年で10億円、一人で売り上げたらしいですね。

歩合制なのか気になります。

 

こういったことから、自分から進んでお店に立っている人達が多いニューヨークでは、

自分の仕事に誇りを持っており、本社勤務なんか馬鹿ばかしいとまで思っています。

現に本社の人達より、勤務時間も短く、稼いでいる人達が多いです。

 

デスクでパソコンと睨めっこ、毎日同じ会社内での同じ人間達とのコミュニケーションより、

陽の入るお店に立って、毎日違う人達と喋る方が性に合っている人達もいます。私を含めて。

 

だからなのかもしれませんが、本社勤務の人達が時よりお店に立ち寄り、

これ見よがしに偉そうに振る舞い、見下すような態度をとると、噛み付きたくなるのかもしれません。

 

少し話が逸れますが、日本人の販売員の方達が、自分の給料にモロに響くわけではないのに、

(微々たるボーナスがあるかもしれませんが…)

お店のノルマを頑張って達成しようとしているのは、本当に凄いことだと思います。

 

どうやって一人一人がモチベーションを維持しているのか、

店長の人達はどうやってスタッフに対して声掛けをしているのか凄く気になります。

 

日本のアパレル業界の給与の形態を変えるのは、難しいことだと思いますが、

「アメリカでは、こんな感じですよ。」ということを紹介する為に書いてみました。

 

稼げますよ。力量とやり方次第では。

 

とりあえず、本社勤務の方達、現場をナメるなよ!

会話と所作の節々から出てるぞ、そのオーラ!!

こっちはお前より休み多いし、稼いどるどー!!!

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