2009年よりNY在住で、共にファッション業界に身を置くロン毛(Wataru Shimosato)と坊主(Ryo Miyamoto)が綴るブログです。

海外生活を通して培ってきた考え方、仕事論、ファッションネタ、NY観光情報など雑多に更新中。

ブルックリンでオンラインブティックNo.648を運営しています。


ゲストエディター

ロン毛のサプライズ精神「あの娘が帰ってくるまでに」

ロン毛のサプライズ精神「あの娘が帰ってくるまでに」

ロン毛と坊主とニューヨーク ロン毛のサプライズ精神「あの娘が帰ってくるまでに」

 

 

 

ロン毛の引っ越した先で

男3人で鍋をしたときの話です。

ユニオンスクエアのファーマーズマーケットなどで

大量の植物を購入したロン毛が

引っ越し祝いをしよう!と言い出し

鍋の具材と酒を購入、ロン毛の自宅に向かいました。

 

もう一人の友人はロン毛のように料理が得意で

一人もくもくと具材を切り、鍋の準備を始めました

 

私はすることもないので、安い日本酒をシャンパングラスに注ぎ

一人でやってました。

 

ロン毛は帰ってくるなり、大量に購入した植物の植え替えを始め

「鉢が足りないな。買ってくる」

「このコ(ロン毛は植物を優しくこう呼びます)はどこに置こうかな?」

と一人でやってました。

 

手際の良い友人のおかげで、すぐに鍋が完成しましたが

ロン毛がまだ植物と戯れているので

しばし待機

20分程経過したときに

「ロン毛よ。もう白菜が溶け始めたんだ。

食べてもいいかい?」

「いいよ。こっちはまだかかるから」

 

それから30分たっても、一向に手を休めないので

「ロン毛よ。水菜がうまいぞ。

ちょっと休んで食べたらどうだい?」

「いや、彼女がもうすぐ仕事から帰ってくるから

それまでに終わらしたい。」

 

「引っ越してまだ一週間だけど

彼女が毎日帰ってくるたびに

何か変えて、彼女を驚かしたいんだよね。」

 

「…ほとんど気づいてくれないけど。」

 

と笑顔でサラリと言ったこのロン毛の一言に

私は痛く感動しました。

 

 

ようやくロン毛が鍋を食べ始めたころ

彼女が帰ってきました。

案の定、彼女は植物が増えたことには気づかず

(部屋に植物が溢れてジャングル化しているので無理もないですが)

しかし、それでもロン毛は怒ることもなくニコニコと

彼女の1日の話を聞いてあげていました。

 

夜も更けて、酒の弱いロン毛が

珍しく日本酒を少し口につけ

少しほろ酔いになった時に

彼女に、実は植物を増やしたことを告げました

 

ロン毛がそれを嬉しそうに話しているのを、

彼女もニコニコしながら聞いていました。

 

その時に

以前読んだ高倉健のエッセイ集

「あなたに褒められたくて」集英社

より

愛するということは、

その人と自分の人生をいとおしく想い

大切にしていくことだと思います。

という一文を思い出しました。


ロン毛のサプライズは失敗しましたが

その夜に私は

真心というものを

見た気がします。




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