2009年よりNY在住で、共にファッション業界に身を置くロン毛(Wataru Shimosato)と坊主(Ryo Miyamoto)が綴るブログです。

海外生活を通して培ってきた考え方、仕事論、ファッションネタ、NY観光情報など雑多に更新中。

ブルックリンでオンラインブティックNo.648を運営しています。


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感情を持つ金魚

感情を持つ金魚

ロン毛と坊主とニューヨーク

嘘か本当かわかりませんが

魚は痛みを感じる神経がない

なんていう噂を聞いたことある方もいるかと思います。

 

たとえそれが本当だとして魚が痛みを知らない(または痛みを感じにくい)としても

魚は感情を持っていると思わざるをえないことがありました。

 

 

私は生き物が全般に好きであります。

NYでの生活で大好きな犬や猫なんかのペットを飼う余裕がないこと、

昔実家で熱帯魚を飼っていたことなどから

引っ越しにあたり魚を飼うことにしました。

 

 

観賞魚の専門店にいき

たくさんの色とりどりの熱帯魚たちがいる中で

なぜだか金魚に一番惹かれ、

その中でアホそうな顔のライオンヘッドという種類の金魚に目が止まりました。

水槽には"Lionhead RARE $5.99!!"と書かれていましたが

レアって割には安すぎるだろ

と思ったのはここだけの話であります。

 

水槽には20匹くらいのライオンヘッドが泳いでいました。

その中である1匹のオレンジと1匹の白が

群れと離れて二人でずっとイチャついているのに気がつきました。

観察していると他の金魚が近くに来ても知らん顔。

完全に二人の世界に入っていました。

 

しばらく観察して、

そのイチャつく二人を連れて帰ることにしました。

 

二人はうちの水槽でも常にイチャイチャ。

幸せそうでありました。

 

 

ある日そんな二人にある事件が起こりました。

私が仕事から帰って来たらどこにも水槽にオレンジがいません。

私は昔実家で熱帯魚を飼っていた経験からすぐにピンときて床を見ました。

時すでに遅く、そこには乾いたオレンジが横たわっていました。

 

水槽に蓋がないので水位を低めにしてあり、

さらにライオンヘッドは尾びれがなく泳ぐのが下手なので

ジャンプもほとんどすることはないという話だったので

床でオレンジを見つけた時には悲しさと驚きでいっぱいでした。

オレンジは白の前でジャンプ自慢でもしてカッコつけようとしていたのでしょうか。

前触れのない急なお別れに呆然としました。

 

 

次の日の朝、白にいつも通り餌をあげました。

するといつもと反応が違います。

餌を全く食べません。

おかしいなと思い、いつもより多めにあげてみたのですが興味を示しません。

 

その次の日、また餌をあげましたがやはり食べません。

そして前日と比べて明らかに痩せてきていました。

調べてみても外的な損傷や病気の雰囲気は見当たりません。

水槽の掃除係としてエビを飼っていたのですが、

水質にうるさいエビは全員変わらずの様子から

水質変化による体調不良というのも可能性が低く

原因不明の拒食でありました。

 

そしてその次の日の朝、やはり餌は食べず。

そして前日よりもあからさまにガリガリになり

私が仕事から戻ってきた時、

水槽の底で静かに眠るように息を引き取っていました。

 

 

 

二匹の金魚を死なせてしまった私はとても落ち込みました。

とても悲しく、責任を感じると同時にある考えが浮かびました。

 

白はオレンジがいなくなったことが寂しすぎて死んでしまったのではなかろうか。

 

魚屋さんで見かけた時からずっと一緒だった二人。

カップルなのかただの友達なのかはわかりませんが

相方がいなくなった寂しさからご飯を食べられなくなり

ストレスのあまりガリガリに痩せてしまい死に繋がってしまった。

 

なんだか人間のカップルが別れた後の話みたいでありますが

それ以外に思い当たる節がありません。

 

 

魚はほとんど痛みを感じることはないのかもしれませんが

それ以降、魚は感情を持っていると信じることにしました。

 

 

ちなみに現在の水槽はエビメインになっています。

小さな手足で餌をツマツマしている様が非常にかわいいので

今後はエビメインの水槽を世話しようと思います。

 

 

 

天国でオレンジと白がいつまでも二人で幸せそうにイチャついていることを願っています。

 

R.I.P.

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